マーケティングで気をつけなければならないことがいくつかありますが、最近思い当たるのが時代の速さ、消費者のマインドの変化が著しく早いことです。
以前ではブームが起きればかなり長い間消費者に影響を与えていました。
しかし今ではブームが起きたとしてもすぐに収束することがほとんどです。
協会側が一緒に次のブームを作り出そうと動き出しているのですが、それをなかなか消費者が受け入れないことも多くなりました。
インターネットの普及で国内のものだけでなく海外のものも簡単に手に入る時代になり
欲しいものが手に入る時代になりました。ブームになるほとんどのきっかけは
目新しいもの、今までなかったもの、斬新なものなど消費者が興味を持つかどうかが
カギになっていましたが、ブームを作り出そうとしてもすでに消費者が知っている場合がありなかなかブームを起こすことが出来なくなっています。
他にも、購買意欲の低下が大きな要因になっています。高級なものにはあまり興味がなく
常に手に届くものを消費者が求めています。手軽に届くものだからこそあまりブームは長続きしません。全体的日本経済の低迷が続いている中で、マーケティングは非常に難しいもの
になっています。現地調査をして数週間で違う結果が出ることも珍しいことではありません。それだけ消費者の気持ちの移り変わりが激しいことが伺えます。
また今までの常識も変わり始めています。例えば常に家の中に当たり前のようにある
テレビが必要とされなくなっているのも信じられない事実です。
常に生活は簡素化されて必要最小限の生活を求めるようになってきています。
もし消費者全体がそのような動きになってしまうと物自体が初めから売れないということになってしまいます。そのような時代に沿うためにさらに詳細なマーケティングを行わなければならないので、そこにどこまでコストをかけるか難しい選択を迫られています。
これからは新たなマーケティング方法を確立しなければ、商品を効率的に売ることが
難しくなっているのです。