Webデザイナーは、いろいろな職種へのキャリアアップが容易な仕事です。
では、どのようなキャリアがあるのか見ていきましょう。
一つ目は、「UIデザイナー」。
これは、サイトなどの「ユーザーインターフェース(UI)」を設計する職種です。
UIの設計においては見た目も重要ですが、操作性なども疎かにはできません。
それぞれのページの箇所が持つ役割をユーザーに分かりやすく伝わる設計を考える必要があります。
二つ目は、「UXデザイナー」。
これは、「ユーザーエクスペリエンス(UX)」を設計する職種です。
UXとは、「ユーザーがどんな体験をするか」という意味であり、UXデザイナーはサービスを介して楽しさなどを与えます。
三つ目は、「Webディレクター」。
これは、Webサイトの制作などの責任者です。
いろいろな役割を持ったスタッフをまとめるため、マネジメントスキルは必須と言えます。
四つ目は、「アートディレクター」。
これは、ビジュアルデザインチームのWebディレクターのような職種です。
Webデザイナーやグラフィックデザイナーの他、カメラマンなども管理します。
自分でデザインをすることもあるものの、主な業務はチームの軌道修正をしつつ、制作物を納期までに仕上げることです。
五つ目は、「Webプロデューサー」。
これは、Webサイトの開発などにあたり、プロジェクトの企画を立てたり管理をしたりする業務です。
プロジェクトの管理にあたっては、Webディレクターと共同で業務を行うことが必要なので、Webディレクターと同じ業務を行うこともありますが、Webディレクターはプロジェクトの推進が主な役割であるのに対し、Webプロデューサーはビジネス面の管理が主な役割という違いがあります。
六つ目は、「コンサルタント」。
これは、クライアント目線で改善案を出すという職種です。
豊富な知識や、物事をビジネス面で捉えるスキルが求められるため、Webデザイナーから直接なるのは難しいと言えます。